急性リンパ性白血病基本情報
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疾患(急性リンパ性白血病とは)
疫学
白血病の分類
白血病は、白血病細胞の増殖スピードの違いにより、急性白血病と慢性白血病の大きく2種に区分されます。さらに血液細胞の成熟過程のどの段階でがん化したかによって、骨髄性かリンパ性かに分けられます。
白血病の分類
急性白血病 |
急性骨髄性白血病 (AML: Acute Myeloid Leukemia) |
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急性リンパ性白血病 (ALL: Acute Lymphoblastic Leukemia) |
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慢性白血病 |
慢性骨髄性白血病 (CML: Chronic Myeloid Leukemia) |
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慢性リンパ性白血病 (CLL: Chronic Lymphocytic Leukemia) |
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日本人のALLの発生率
白血病は、主な血液がんの1つであり、その中でもALL罹患者は2割を占めています1)。
白血病患者数の内訳1)
小児白血病は国内では年間約700~750例が発症し、このうちALLが約500例、AMLが約200例です。成人に多いCMLの発症は小児では年間20例程度、CLLは小児には認められていません2)。
ALLの発症年齢と性差
国内におけるALLの割合は小児に多く、6歳未満での発症が全体の3/4を占めます3)。成人では年齢が高まると発症率が上がります。また、やや男性に多い傾向にあります(男女比 1.2:1) 3) 。
なお、国内における発症率は10万人あたり年間1人程度です3) 。
【参考】米国における人口10万人あたりのALL発症例数4)
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